企業インタビュー|株式会社Urth 様
- 企業インタビュー

あすのわチーム、立命館大学国際関係学部の藤田です!
先日、株式会社Urth CEOの田中様に
お時間いただきインタビューをさせていただきました。
株式会社Urth様は、本イベントにメタバース協力として携わってくださっています!
インタビュー: 株式会社Urth 田中様
1. 企業のミッションや事業内容について
株式会社Urthは、「全ての個人開発社会」をミッションに掲げ、個人の能力や個性が最大限発揮される社会を目指しています。
具体的には、メタバースプラットフォームの開発や空間を表現手段として活用する取り組みを推進。建築事務所の力を活かし、空間デザインを通じて世界中の人々に新たな表現手段を提供しています。
2020年1月に早稲田大学のGAPファンドプロジェクトから設立され、現在社員数は20名弱。
海外での製品販売実績もあり、ジェトロのJ-StarXにも選出されています。
2. 若手支援やイノベーション推進の取り組み
弊社は、若手イノベーターの育成に注力し、インターン制度を通じてフェーズに応じた学びの機会を提供しています。
創業初期のインターン生には挑戦する姿勢や行動力を、現在はロジカルな思考力やPDCAの実践を学ばせるなど、成長段階に合わせた支援を実施しています。
大学内オフィスを活用し、学生がインターンしやすい環境を整備することで、大学の知見と実務経験を融合させ、双方にメリットのある関係を構築しています。
3. 若手人材がイノベーションを生むための工夫や事例
若手が活躍するためには、実践的な学びと自由な発想を促す環境が重要と考えています。
弊社では、インターン生に小さなPDCAを回しながらビジネスをスケールアップする方法を教え、個々の能力や個性を引き出す工夫をしています。
過去のインターン経験者からは、自ら起業したり、学生団体を立ち上げるなど、イノベーションを起こす人材が多数輩出。空間デザインの力を活用し、個人が自己表現できる場を提供することで、若手の可能性を最大限に引き出しています。
4. 大阪・関西万博における若手人材の活躍や新規事業の可能性
大阪・関西万博をきっかけに、メタバース技術を活用した交流の場を構築し、若者の起業や企業内でのイントレプレナーシップを促進することを期待しています。
弊社は万博で学生と企業が対話できるプラットフォームを提供し、参加者が「うまくいかないこと」を見つけ、それを解決するプロセスを次の発展につなげる支援を目指します。
空間を表現手段として活用し、若手が実現したい世界を形にする場を創出することで、新規事業の可能性を広げたいと考えています。
5. 大阪・関西万博への期待と取り組み
大阪・関西万博を転機として新たな技術が普及していくことに大きな期待を寄せています。
特に、万博をきっかけに起業が身近になり、大手企業内でのイントレプレナーシップが促進されることを願っています。
弊社はメタバース技術を提供し、万博前後で学生と企業が交流できる場を構築。万博での経験から「うまくいかないこと」を発見し、それを解決することが次の発展につながると考えています。
さらに、空間を表現の手段として活用し、参加者が実現したい世界を表現する手助けを目指します。
6. 大阪・関西万博期間中・前後の具体的な取り組み
大阪・関西万博に向けて、弊社はメタバース技術を活用し、学生と企業が交流できる場を構築する準備を進めています。
万博前後で継続的な対話の機会を提供し、若手が主体的にアイデアを発信する環境を整備。また、メタバースの特性を活かし、発信ハードルを下げたコミュニケーション環境を構築します。近くにいる少人数と対話できる仕組みを通じて、若者が自分の価値観を表現し、共感を得られる場を作ります。
7. メタバースの特性と発信ハードルを下げる工夫
メタバースには、近くにいる人とだけ会話できる特性があり、発信のハードルを下げる効果があります。従来のSNSと異なり、匿名性を保ちつつ5〜6人程度の少人数と会話できる環境を提供。
若い世代(アルファ世代)は主体的に情報を取りに行くスタイルを好み、メタバースがそのニーズに応えるツールとして注目されています。
アメリカではRobloxがYouTubeを利用者数で上回り、若年層の利用時間が長くなっている事例も見られます。
自分と同じ価値観を持つ少人数からの反応を得られる環境は、新たなコミュニケーションスタイルとして期待されています。
8. グローバルな価値観共有の重要性
これからの世界では、各国・地域ごとの固有の価値観が重視される傾向が強まると考えています。その中で、価値観の違いを理解しながらも分断されず繋がり続けることが人類の課題です。
弊社は、異なる価値観を持つ人々が対話できる場を意図的に作り出すことを目指し、グローバルな交流の機会を提供。若い世代がこれからの世界を創るという認識のもと、YIEのような取り組みを通じて、次世代の視点を取り入れた社会構築を支援したいと考えています。
9. Youth Innovation EXPO (YIE) への期待
YIEのような取り組みは、若者が世界をどう変えたいかを考え実行する場として非常に重要と考えています。
異なる価値観を持つ人々が対話できる機会を提供することで、グローバルな視点を持った人材の育成を期待しています。
弊社としても、空間やメタバースを活用した若手の支援に共感し、今後の協力を通じて、次世代が主体的に世界を創る動きを後押ししたいと考えています。

インタビューを終えて
Youtubeにて田中様のメタバースについてのインタビュー動画を拝見した後だったので、
メタバースのシステムについて気になった点をお聞きすることができ、とても勉強になりました。
また、様々な属性のユーザーが自由に発言したり聞いたりできる空間をつくるということに対する思いを知ることができ、深く理解することができました。
この度は貴重な機会をいただきありがとうございました!

株式会社Urth
代表取締役CEO 田中 大貴
本社所在地:東京都新宿区西早稲田1-22-3
早稲田大学アントレプレナーシップセンター(19-3号館)
HP:https://u-rth.com/